初段に合格して …… 関澤 幸一(39歳 会社員)

 前の会社で仕事中心の生活を余儀なくされ、日常にどこか単調さのようなものを感じていた私は、現在の会社に移ってから半年程度して仕事が落ち着いたら、 何か新しいことを始めてみようと考えていました。
 運動不足の解消という意味も含めて、体を動かすことで気分転換ができればと思い、以前から興味のあった空手に挑戦してみようと漠然と決めていました。

 サイトで家の近くに道場があることを知り、見学させていただく機会を得た際に、子供から大人まで年齢に関係なく一緒に練習されている環境に新鮮さを感じ、 入会を決めました。

 入会から現在までの約3年間、4ヶ月に1度ある昇級審査をひとつひとつこなしていくという形で練習を積み重ねてきたわけですが、仕事との兼ね合いで時間を作ることに 難しさを感じることも少なくなく、多くの制約の中で、体調管理などうまくいかずに悩んだりしたこともあったものの、今日まで空手を続けることができました。

 空手を通して気付かされること、学ぶことなど、経験してみて初めてわかることも数多く、諦めず続けてきてよかったと感じています。

 昇段審査では、もともと痛めていた右脚の状態を終始考えながらの状況下で、最後までもたせることができるのかどうかの不安感が常に伴い、結果として あまり自分自身で納得のできる内容とは言えませんでしたが、初段に合格することができました。
 今の心境としては ある種の達成感や到達感といったようなものよりも、ただ次の新たな段階が始まった感覚の方が強くあります。今回の審査でまだまだ足りない部分を あらためて痛感しましたが、それは今後に活かしていきたいと考えます。

 阿部先生、そして 内山さんをはじめ道場の方々のご指導やご支援に深く感謝しています。
これまでいろいろとありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願い致します。

関澤 幸一  黒帯への道

  2005.6/2  日本空手協会下北沢支部入会

8級 2005.8/27 33回   3ヶ月  
7級 2005.12/17 37.5回 計70.5回 7ヶ月
6級 2006.4/22 38回 計108.5回 11ヶ月
5級 2006.8/26 44回 計152.5回 1年3ヶ月
4級 2006.12/16 36回 計188.5回 1年7ヶ月
3級 2007.4/28 36回 計224.5回 1年11ヶ月
2級 2007.8/25 36回 計260.5回 2年3ヶ月
1級 2007.12/13 33回 計293.5回 2年6ヶ月
初段 2008.4/13 26回 計319.5回 2年10ヶ月

初段に合格して …… 広瀬 香織(31歳 OL)

2005年に入り、20代後半だった私は、今後の人生に向けて長く続けられる趣味を漠然と探していました。
 体を動かすことが好きで、社会人になってからもスポーツクラブやダンスなど、様々な習い事をしましたが、どれも長く続きませんでした。
 そんな時、父や友人から「空手」特に演舞のことを勧められ、それをきっかけに自分でも色々と調べました。そのうちにとても興味が沸き、自宅近くに下北沢支部がある ことがわかると、すぐに体験参加しました。

 その日の稽古は、8人くらいと少なく女性は佐々木さん一人でした。基本練習が終わり、形の練習を後ろから拝見しました。
 男性にまざり紅一点、堂々と形の練習をする姿は、とてもかっこよく素敵でした。空手に男性的なイメージを持っていたので、とても新鮮で衝撃を受け、女性ならではの 凛としたかっこよさが出ると感じました。

 初めの頃は、同じ手足を同時に出す動きに慣れず、「追い突き」さえも難しく感じました。4ヶ月ごとの審査で上を目指す課題があり、前回より上手く、少しでも 進歩できればと思い頑張りました。毎回、順調に合格できたのも阿部先生の指導と、いつもアドバイスしてくださった先輩方のおかげだと思います。 本当に感謝しております。
 そして今年の8月、ついに1級に合格したときは、いつもの嬉しさよりも次は昇段審査かと身が引き締まる思いでした。

 それから4ヶ月、焦りや不安の日々でしたが、一緒に受験する楢木野さん、朴木さん、横田さんの熱心な練習に刺激を受け、また居残り練習で先輩方が教えてくださり、 なんとか受験することができました。

 昇段審査はまず組手からでした。休みの日にもかかわらず、朝早くから応援に来てくださった皆様の暖かい声援や笑顔に力が沸きました。直前に遠藤さんからの アドバイスを受け、とにかく自分から積極的に攻めようと、それだけを頭に入れ臨みました。自分がどのように動いたか、全く覚えていませんが、いくつかのチャンスに 合わせ攻撃できながった事が、とても悔しかったです。今後の練習で克服したいと思います。

 続いて基本、形の順でした。間違えたり転んだりしたらと不安になり、緊張で手足が震えてくるのが分かりました。基本審査が始まり、審査席から阿部先生の声が 聞こえた時、やっと我に返り視界が開け落ち着くことができました。その後の形では、無事に力が出せたと思います。
 初段合格と聞いた時は、本当に嬉しかったです。名前入りの黒帯を先生から頂き、刺繍の一文字一文字を目で追い、嬉しさを噛み締めました。
 来年はねずみ年で全て始まりの年でもあります。空手も初段を習得したここから始まりだと思っております。初一念を忘れずに、黒帯に恥じぬよう、 精進し健康に注意しながら心技体の充実に努めたいです。

 阿部先生と道場のみなさん、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

広瀬 香織  黒帯への道

  2005.1/27  日本空手協会下北沢支部入会

8級 2005.4/23 32回   3ヶ月  
7級 2005.8/27 42回 計74回 7ヶ月
6級 2005.12/17 36回 計110回 11ヶ月
5級 2006.4/22 40回 計150回 1年3ヶ月
4級 2006.8/26 43回 計193回 1年7ヶ月
3級 2006.12/16 38.5回 計231.5回 1年11ヶ月
2級 2007.4/28 40.5回 計272回 2年3ヶ月
1級 2007.8/25 41回 計313回 2年7ヶ月
初段 2007.12/2 30.5回 計343.5回 2年10ヶ月

初段を取得して …… 朴木 俊之(30歳 会社員)

 先日、なんとか無事、初段に合格することができました。下北沢支部に入門してから3年が経ちました。感覚的にはあっという間で、今黒帯を手にしていることが 全く信じられませんが、改めて振り返ってみますと、辛かったことや嬉しかったことなど多くの替えがたい経験が思い起こされ、やはり決して短い時間ではなかったとも 思います。
 最初の頃は、基本の蹴りの練習で既に息はあがり、筋肉はパンパンに張り、移動基本の途中でフラフラになってしまう程で、体力や筋力のなさを痛感したものでした。 基本移動や形などでは、体の使い方やバランス感の悪さに、うまく移動ができず、はがゆい思いもしました。組手では、基本を全く活かせず応用力のなさに混乱したり、 稽古後の練習で内山さんが親切に指導してくださっても、それがいつまで経っても習得できない要領の悪い自分に、悔しさやもどかしさを感じたりしていました。 上げれば切がありませんが、本当に色々な面で、自分の不器用さ、弱点を痛感させられました。
 そんな私でも、今では、筋肉痛や普段病気になる機会も減ってきて体力もつき、精神的な強さや技術もあの頃よりはレベルが上がった、と少しは思えるように なりました。
 ここまで空手を続けることができたのは、空手が持つ面白さや楽しさを知ることができ、また空手以外のことにも応用できる実にたくさんのことを学べたことが あったからです。特に、空手を通して、欠点をよりはっきりと認識できたこと、単に克服するだけでなくそれが基礎から応用、空手以外も含めて実践へと 発展していくことが、新鮮で面白味があり、またやりがいになりました。そして、日々の努力が確かに結実していくことを感じ取れたのは、大きな喜びと 自信にもなりました。
 また、阿部先生と道場に通っている皆さんのお力も大変大きいものでした。阿部先生の基本を大事にされる指導方法や、メリハリのある稽古の雰囲気が、 私にはぴったりで、また楽しみや面白味を見出せる環境でした。先輩方にも、本当に熱心で親身なご指導やアドバイスをたくさんいただくことができましたし、 同じ時期に入門した方々を始め一緒に稽古してきた方々とは、励ましあったり問題点を指摘しあったりと、ともに切磋琢磨することができ、とても助けられ、 大いに励みになりました。
 単に体を動かすことだけでなく、子どもから大人まで幅広い年齢層、様々な立場の方々が、初段取得などの同じ目標に対して頑張っていくこのような空間に 身を置けることは、空手の以外でも刺激を受けたり共感があったりで、仕事や友人関係とは別の新しい世界として私の人生にとって拡がりができて、本当に重要で ありがたいことだと思っています。
 今は、帯を締めて初めてわかるその重さと、改めて感じる自分の未熟さに身が引き締まり、ようやくたったスタートから少しでも上達できるよう稽古に励みたい、 と思っています。皆さん、これまでどうもありがとうございました。また、今後ともご指導の程どうぞよろしくお願いいたします。

朴木 俊之  黒帯への道

  2005.2/24  日本空手協会下北沢支部入会

7級 2005.8/29 45.5回   6ヶ月  
6級 2005.12/17 24.5回 計70回 10ヶ月
5級 2006.4/22 29.5回 計99.5回 1年2ヶ月
4級 2006.8/26 32回 計131.5回 1年6ヶ月
3級 2006.12/16 31.5回 計163回 1年10ヶ月
2級 2007.4/28 34回 計197回 2年2ヶ月
1級 2007.8/25 32回 計229回 2年6ヶ月
初段 2007.12/2 24回 計253回 2年9ヶ月

偶然の始まりから約二年 …… 横田 浩己(21歳 大学生)

 自分が空手を始めたのはまさに偶然でした。
 音大受験すら考えるほど音楽に熱中していた自分が、ふとしたことをきっかけに音楽を辞めて、偶然あった 同窓会で高校時代空手をやっていた友人に出会い、公園で一緒に練習することになったのが始まりです。公園ではキックボクシングの真似事をして空手とはまるで 違っていました。一ヶ月もしたとき、友人に「道場に通ったほうが上手くなるよ」と言われ、探していつとき偶然見つけたのが日本空手協会下北沢支部です。
 初めて見学に行ったとき、練習途中で足が震えてそれを必死にこらえようとしていた感覚を、今でも覚えています。最初は何もわかりませんでしたが、 1から丁寧に、基本を正しくしっかりと教えて頂き、少しずつでしたが空手をしている感じがありました。
 最初のうちは、練習が面倒になる日が多々あり、「大学卒業までに黒帯取れるかな? 取ったら辞めようかな~」と考えていました。しかし、練習を始めて 半年強が経ったある日、自分の体が明らかに変わっているのに気づき、考えも変わっていました。足が太くなって肩周りが大きくなって、体力が段違いに増えたため、 練習中周りを見る余裕が少し出てきたため練習が格段に楽しくなっていきました。
 審査を重ねて、帯の色も段々と変わっていきました。茶帯になったときに黒帯が視野に入るようになって、ますます練習に行くようになり、練習に緊張感を少しずつ 感じ始めました。そして、黒帯の受験予定者の中に自分の名前があったときは、「ついに来たか」といった感じでした。
 昇段審査の結果は「合格」で自分は、黒帯になりました。目標であった黒帯になり、黒帯を手にしたとき、とても嬉しく顔がにやけてしまいそうでした。 しかし、一方で黒帯を素直に喜べなかった自分もいました。なぜなら、審査の組手で何一つできず負けたことが悔しかったからです。自分なりに練習してきた はずなのに何も出せなかったのが悔しく、「次こそは!」と考えていました。空手を始めた頃は「黒帯取ったら、適当に行こう」とまで考えていた自分が、 気がついたら空手にのめりこんでいました。
 空手を始めて二年経ち、黒帯を手にすることができたのは、阿部先生、諸先輩方のご指導のおかげです。遅くまでご指導して頂き、誠にありがとうございました。 きっと社会人になったら、数年は自分の時間を取れなくなると思いますが、時間のある今は精一杯「黒帯」として精進していこうと思います。いつまで通い続けられるか わかりませんが、これからもご指導のほう宜しくお願い致します。

横田 浩己  黒帯への道

  2005.10/13  日本空手協会下北沢支部入会

8級 2005.12/17 22.5回   2ヶ月  
6級 2006.4/22 32回 計54.5回 7ヶ月
5級 2006.8/28 39回 計93.5回 10ヶ月
仮3級 2006.12/16 38回 計131.5回 1年2ヶ月
仮2級 2007.4/28 35回 計166.5回 1年6ヶ月
1級 2007.8/25 32回 計198.5回 1年10ヶ月
初段 2007.12/2 24回 計222.5回 2年1ヶ月

黒帯への道 …… 楢木野 弘幸(63歳)

三十代、四十代、遅くとも五十代から始めるならいざしらず、六十の定年と共に、厳しい武道の練習に自分の身を投じるとは思っていなかった。

 腰痛(椎間板ヘルニア)の持病を持っている私には、いつ腰が悪化して動けなくなるかが、一番の心配であった。
 少しでも調子が悪いと行きづけの整骨院でリハビリに専念して、体調の管理に気をつけた。

 最初の二年間は無我夢中、気力だけでつっぱしった。
 三年を過ぎたあたりから有段者、高段者、また中年以上の形や組手を見る機会が増え、大いに勉強にもなり自分自身を見つめ直すことができた。

 黒帯といっても初段から十段まで存在し、日本はもとより世界中に星の数程いるわけである。
 これからは、自分なりの生き方を空手を通して探して行きたいと思う。
 よき指導者、仲間があっての今の自分がいる。これからが、はじまりである。

楢木野 弘幸  黒帯への道

  2004.7/1  日本空手協会下北沢支部入会

8級 2004.8/28 23回   2ヶ月  
7級 2004.12/18 40回 計63回 6ヶ月
6級 2005.4/23 41回 計104回 10ヶ月
5級 2005.8/27 48回 計152回 1年2ヶ月
仮4級 2005.12/17 41回 計193回 1年6ヶ月
仮3級 2006.4/22 36回 計229回 1年10ヶ月
仮2級 2006.12/16 72.5回 計301.5回 2年6ヶ月
仮1級 2007.4/28 36.5回 計338回 2年10ヶ月
1級 2007.8/25 23回 計361回 3年2ヶ月
初段 2007.12/2 18回 計379回 3年5ヶ月

初段を取得して …… 安藤 詩緒(26歳 大学院生)

 私は、3年半前に下北沢支部に入門しました。私が空手を始めたのは、大学に入ってから運動不足であったことと、友人から「空手をやってみたら?」と言われた事が きっかけでした。

 空手の挙動を何一つ知らないまま、下北沢支部に入門し、基本の一から教わりました。最初は、移動基本の足の動きや、「追突き・逆突き」という言葉でさえも 「難しいなぁ。ついていけるかなぁ」と感じたものでした。特に、「下段払いで回る」という動きを覚えるのに苦労した記憶があります。

 大学院での勉強等で忙しくなるにつれて、稽古を休みがちになった時期もありましたが、今思えば、それを口実に怠けていた自分もいたと思います。しかし、 私の後ろから新しく入門してきた皆さんの熱心に稽古に参加する姿勢に刺激され、私も徐々に稽古に力が入りました。今は、大学院と空手との文武両道を心掛けて、 できる限りバランスをとる様に自分に課している……つもりです。「継続は力なり」という言葉がありますが、初段を取得した今、その言葉が 身に染みています。

 昇段審査では、最初からいきなり心配の種であった組手の審査をすることになり、先が真っ暗になってしまいましたが、いざ組手の順番が回ってきたときに、 応援に来てくださった内山さん青柳さん朴木さん広瀬さん、また共に審査に挑んでいた遠藤さん藤林さんから「行ってこい! 頑張ってこい!」と後ろから声を掛けて頂き、 背中を押された気持ちになり、不安がとれて組手をすることができました。皆さんからのあの何気ない一声は、私にとって本当に有難かったです。組手の審査が終わって、 気持ちが少し楽になったのか、その後の移動基本と型も、何とか自分の力を出し切ることができ、無事に初段に合格することができました。

 ここまで来られたのも、師範である阿部先生のご指導あってのものだと思います。先生には、本当に感謝申し上げます。また、阿部先生の下で、共に稽古に励む道場の 皆さんにも御礼申し上げます。日頃、アドバイスをして下さったり、審査の直前まで居残りをして一緒に練習をして下さったりしたことも、初段合格に つながりました。

 初段を取得した今、やっと本当のスタートラインに立ったのだと思っています。「ここからだ!」という思いです。まだまだ未熟ですが、黒帯に恥じない稽古を するように精進していきますので、阿部先生、また道場の皆さん、これからも宜しくお願いします。

安藤 詩緒  黒帯への道

  2003.10/23  日本空手協会下北沢支部入会

7級 2004.4/24 33回 計33回 6ヶ月  
仮6級 2004.8/28 14回 計47回 10ヶ月
6級 2004.12/18 17回 計64回 1年2ヶ月
5級 2005.4/23 25.5回 計89.5回 1年6ヶ月
4級 2005.8/27 32.5回 計122回 1年10ヶ月
3級 2005.12/15 25回 計147回 2年1ヶ月
2級 2006.4/22 32回 計179回 2年6ヶ月
1級 2006.8/26 34.5回 計213.5回 2年10ヶ月
初段 2007.4/8 58.5回 計272回 3年5ヶ月

空手道 4年3ヶ月 …… 藤林 牧子(33歳 OL)

 空手を始めたきっかけは、心身ともに強くなりたい、武道でもやりたいと思っていたところに、スポーツクラブで協会の墨田支部の先生が護身術を教えてくださり、 先生方の雲手を見て「私もこれやりたい!」と空手の難しさ、奥深さなど考えずにスクールに入ったことでした。
 週一回でしたが、丁寧に基本から教えていただき、毎週楽しみにしていました。
 初めての昇給審査で仮がついてしまい、どこをどうしたら仮じゃなくなるのかわからない、できない悔しさがあって、稲城支部に練習生として通わせていただきました。 スポーツクラブとは違って黒帯の中に混じっての稽古はかなりきつくて帰りにホームで座り込んでしまったり、吐いたりしながら通いました。
 道場のコーチや先輩方はとても細かく教えてくださり、稽古のあとに道場で鍋を食べたり、飲んだり、アットホームで楽しく通えました。
 ただ稽古するのではなく、そういう暖かさがあったので、遠くても、きつくても通えたのだと感謝しています。
 引越しでスポーツクラブも道場もやめてしまい、体はなまるし、太るし、このまま中途半端で終わりたくないと、道場を探しました。
 下北沢支部に見学に来て、事情を説明し、阿部先生に快く受容れていただき、また空手を始めることができました。転入生で緊張しきっていた私に、小林さん、 佐々木さん、広瀬さん、安藤さん、四方さんはとても親切にしてくださり、楽しく続けることが出来ました。親しき仲にも礼儀ありの関係ですが、公私共に仲良くしてくれて、 体力、技術ともに不安でいっぱいだった私を今日まで引っ張ってくれてとても感謝しています。
 足首もかたく、体力のない私を今日まで根気良く見捨てずに指導して下さった阿部先生、とても感謝しています。
 知識も経験も浅い私に沢山指導してくだっさった先輩方、仲間達、みなさんがいなかったら空手を続けることも、今回の審査を受けることもできませんでした。
 正直この4ヶ月は精神的にきつくて、不安と焦りでいっぱいでした。自分なりに昇段審査までのスケジュールをたてて、走ったり、腹筋したり、ペットボトルを突く練習、 イメージトレーニングをしました。でも組手を実践したことがなかったので、いざ人を前にすると動けないし、今までの基本練習もめちゃくちゃになってしまうくらい 形も動きもできませんでした。恐怖と、焦りで毎晩泣いていた頃、横田君と小林さんが教えてくださって、もうあまり時間がないのはわかっていましたが、 ありがたかったです。
 怪我したり、精神的に参っている時に安藤さんも同じ気持ちだと知って、支えて引っ張ってもらって、受験も逃げずに乗り切ることができました。
 稽古時間を延長してまでご指導いただいた阿部先生、打ち込みや防御を教えてくださった内山さん、中村先輩、千葉さん、小林さん、青柳さん、遠藤さん、 遅くまで稽古につきあってくれた横田君、広瀬さん、自分の怪我の方が大変なのに応援し続けてくれた四方さん、張り詰めた気持ちを癒してくれた竣介、自分の実力ではなく、 みなさんの応援があったおかげでどうにか合格できました。本当に感謝しています。
 当日は組手からだったので、体力が持つか不安でしたが、一番気がかりだった組手の審査員が阿部先生だったので、落ち着いてできました。
 経験不足でしたが、今までの緊張はなくなり、どうにか2回戦終えることができました。組手の最初は「上段」しか頭になく、終わってみて「あーすればよかった」 とか「もう少し打てたのでは?」とか練習不足がかなり悔しいです。
 審査中は気がつかなかった手の怪我も、審査を見学に来てくださった内山さん、広瀬さん、青柳さん、朴木さんのおかげで次の基本、形を続けることができました。 審査に見学に来てもらえることも安心感があって、ありがたかったです。
 基本は、自分の中では力いっぱいできました。形は、練習不足か途中後屈ができなくて中屈になってしまったのがわかって乱れてしまったことが悔しいです。
 やはり、いつもベストな自分でいられるように、これから稽古しなくてはと実感しました。
 自分の中では、納得できない部分が多かった審査でしたが、どうにか合格できたことは、阿部先生、道場の皆さんのおかげです。黒帯を取ってからが本番。 黒帯を締めても恥ずかしくないように、これから頑張ります。

藤林 牧子  黒帯への道

  2005.2/3  墨田支部系列(2003.1月入会)より移籍 日本空手協会下北沢支部入会歳

仮7級 2003.10/6   滝澤師範 9ヶ月  
6級 2004.4/26   滝澤師範 1年4ヶ月
仮5級 2005.4/23 24回   2年4ヶ月
仮4級 2005.8/27 45回   2年8ヶ月
仮3級 2005.12/17 36回   3年
仮2級 2006.4/22 42回   3年4ヶ月
仮1級 2006.8/26 41回   3年8ヶ月
1級 2006.12/16 36回   4年
初段 2007.4/8 36.5回 計?+260.5回 4年3ヶ月

黒帯への道のり …… 井沢 満彦(小6 12月)

 ぼくが空手を始めたのは4才のときでした。最初は訳もなくくるくる回ったり、ただ遊んでいるだけで、何度も親にしかられていました。
 空手がおもしろいと感じ始めたのは3年生ぐらいのときでした。でも、窓の外で鳴いているカエルの声に心を奪われたり、どうでもよいことが気になったりして 先生の言うことをよく聞いていないことがよくありました。
 空手を真剣にやろうと決めたのは、6年生の夏でした。毎日まだ終わっていない宿題を終わらせるのに苦労しながら空手に通いました。変なくせや、力がはいってないとか、 いろいろ欠点があるので、それらを直すためにせいいっぱい練習しました。そして、やっと1級試験に合格しました。
 その勢いでぼくは黒帯を受けることになりました。できるかぎり練習してむかえた試験当日、ぼくはこれまで出場した進級試験や大会のときよりも緊張して、 練習の成果を十分出すことができずに何度も失敗してしまいました。とくに組手は全然ダメでした。帰ると、母さんまで「人生に挫折はつきものだ」と訳のわからないことを 言っていました。完全に落ちたと思っていたので、午後の練習の終わりに先生が発表したときに結果が信じられませんでした。ぼくは平均値すれすれで合格したようです。 今までで一番うれしかったです
 黒帯にはなったけど、これからも空手をやめないで修行をつんで、まだ下手なので、もっともっとうまくなりたいです。

井沢 満彦  黒帯への道

9級 2001.9/30     1年4ヶ月 1年生
8級 2002.2/17     1年8ヶ月  
7級 2002.10/6     2年4ヶ月 2年生
6級 2002.12/1     2年6ヶ月  
5級 2003.2/23     2年9ヶ月  
4級 2003.5/25     3年 3年生
3級 2003.9/21     3年4ヶ月  
仮2級 2004.2/29     3年9ヶ月  
  2004.8/28 日本空手協会下北沢支部移籍 4年生
2級 2004.12/18 15回   4年6ヶ月  
1級 2006.8/26 88.5回   6年2ヶ月 6年生
初段 >2006.12/9 25回 計?+128.5回 6年5ヶ月

黒帯となって …… 原川 拓士 (中1 4/3)

 僕は、小学1年生の時に、空手という武道に出会いました。最初は遊びというつもりでやっていた空手がいつの間にか本気でやるようになっていました。
 そして昨年の7月、僕は日本空手協会下北沢支部に行きました。その道場の雰囲気は前にやっていた道場よりずっと良く、大人から子どもまでいろんな年代の人たち が空手を練習しています。僕はそこで基本的な技を学びたいと思っていました。
その道場の先生は、阿部先生という先生で、とても優しく、時には厳しい、そしてなにより教え方の上手な先生です。下北沢に入って半年以上がたった今、僕は黒帯です。 黒帯という、色帯とはちがった帯となり、不安はたくさんありますが、数々の期待と希望もあります。
 僕はこれまでに、2回の大会に出場して、優勝、3位、5位という成績を残しました。これは先生や道場のみなさんが僕に協力してくれた結果だと思います。 本当にありがとうございました。
 これからも、今までより基本を大事にして、心も成長していけたら良いと思います。もっと空手を勉強して、知識を広げていけたらと思います。

原川 拓士  黒帯への道

1998 小学1年生の時「修道会」町田道場入会
2002.12月 修道会の初段取得(5年生)

  2004.9/4  日本空手協会下北沢支部入会 (中学1年生)

9級~1級 2004.10/30 17回   6年7ヶ月  
初段 >2005.4/3 22回 計?+39回 7年

黒帯になって …… 中野 瑛介(小6 3月)

 今年の3月26日、僕は道場で黒帯をもらいました。昔から、目指してきた"黒帯"。この帯をもらうため、たいへん苦労しました。
 1999年、9月2日、空手というスポーツと出会いました。僕が入ったのは下北沢支部でした。先生は阿部先生という女の先生でした。
阿部先生は時には優しく、時には厳しく、とてもいい先生でした。
大会では結果を残せなかったけど、自分の力は、これだけだということがよくわかりました。
大会の中でも、一番口惜しかったのは、黄色帯のころ同じ帯の女子に負けてしまったことです。ここで、どんな相手であろうと、油断大敵だと知りました。 形も組手も、相手が強く、手も足もでないこともありました。でも、大会は自分にとっていい経験になったと思います。4年生の時の大会で同じ帯の人に負けて、次は、 絶対負けないと、次第に練習をしっかりやるようになってきました。
 そして、2004年の11月28日、初段合格という知らせが届いた時はとてもうれしかったです。418.5回の練習の成果が初段試験で全て出し切れたと思います。 ここまでこれたのも先生をはじめ多くの方々のおかげだと思っています。本当にありがとうございました。

中野 瑛介  黒帯への道

  日本空手協会下北沢支部入会  (1年生の2学期)

1998 小学1年生の時「修道会」町田道場入会
2002.12月 修道会の初段取得(5年生)

  2004.9/4  日本空手協会下北沢支部入会 (中学1年生)

9級~1級 2004.10/30 17回   6年7ヶ月  
初段 >2005.4/3 22回 計?+39回 7年

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